雄武の町名は「オムイ」アイヌ語で河尻が塞がるという意味です。多くの川と海が出合う豊かな大地、自然の食の恵みハル(アイヌ語)の宝庫ともいえる土地柄です。ちなみに雄武町で生まれたアイヌ学の碩学、久保寺逸彦先生の存在を知った、梅原猛の『日本の深層』で、アイヌ語は縄文を継承して日本語につながると考えられており、大和言葉の「はる」の語源はアイヌ語の「ハル」かもしれません。
前置きが長くなりましたが、道の駅管理人さんが朝5時起きして山菜採りにでかけ、沢山のハルを届けてくれました。職員みんなで山分けして春の息吹をたらふくいただきました。120センチを超える、飾っておきたくなるような見事な山うど!天然ものは段違いです。料理ベタの私でも、湯がいただけで、そのまま何も味付けせず素朴なハルを堪能し、地の力を戴きました。
見かねた職員が灰汁抜きしてくれましたので、本格料理の山菜を肴に、今宵は楽しみです。
長い厳しい冬を乗り越えて一斉に芽吹く春(はる・ハル)の恵み。海幸、山幸・・・流氷とオホーツク人の渡来したこのかけがいのない豊かな大地に感謝しつつ、次の世代へバトンタッチできるよう、SDGs14、15(海、陸の豊かさを守るをテーマに体験アクティビテイを提案していきたいと考えています。
※ガストロノミー(仏: gastronomie、英: gastronomy)とは、食事・料理と文化の関係を考察すること、雄武はガストロノミーツーリズムの適地です。海ごみゼロウイーク(5/30~6/8)に企画したビーチコーミング、再チャレンジ予定です。