hinodemisaki_sunset
日の出岬からの夕陽

雄武の四季は長い冬とその間にはさまれた短い春・夏・秋で成り立っています。

冬は11月下旬から3月初旬まで。その頃には漁船も上架されます。牧草地にも霜が降り、雪の降る時期になると雪原になります。

3月下旬頃から雪解けが進み、毛がに漁のスタートとともに春の訪れを感じます。

5月になると牧草地は新緑で眩しくなり、農家さんの作業が本格的に忙しくなる時期です。5月から6月にはフェーン現象が時々起き、30度を超える気温になることもありますが、朝晩はストーブが必要な日もあります。

短い夏は7月から8月くらいです。お盆をすぎると風は秋の気配を感じさせます。


spring

オホーツクの春は日本一遅い春です。長い間雪に閉ざされた大地が雪解けとともに姿を現し、山の雪も解け始めます。少しずつ土から木や花の芽が出てくるのが4月の上旬です。それと時を同じくして、海明けです。
summer

梅雨がない北海道の夏はとても爽やかな季節です。6月になると気温も少しずつ上がり夏らしい気候になってきます。しかし、春から夏にかけフェーン現象(湿った空気が山を越えて、乾いた暖かい風となって吹き降ろす現象)が起こりやすく、猛暑日を記録するときもあります。
autumn

8月もお盆を過ぎると秋の気配が訪れます。9月は西から東へ低気圧や高気圧が交互に通過する季節ですが、オホーツク海側は春に次いで晴れる日が多い季節です。一方本州での台風や秋雨前線の影響を受け降雨量の多い季節とも言えます。
winter

空気が澄んだこの時期は星空や日の出が一番美しく見える時期でもあります。雪がしんしんと降る日の夜は神秘的ですらあります。冷え込みの厳しい晴れた日の朝には大気中の水蒸気が昇華してできたダイヤモンドダストで有名な氷晶が降ることがあります。マイナス10度以下の時に発生する現象でとても美しいです。