港にぎわうオホーツクの春

水揚げされた毛ガニを運ぶトラックのエンジン音が浜に響きます。
3月16日に令和5年毛ガニカゴ漁の水揚げ初日を迎えました。

カゴ
カゴに餌を入れる
カゴ
次々と積み込まれる毛ガニカゴ

3月14日に、前浜でカゴの準備をしていると聞いて、見に行くと第38八重山丸の皆さんがエサ入れをしていました。
カニかごの入口に、魚の切り身を入れていきます。
エサ入れが済んだカゴを船に積み込み、翌日の準備が完了です。

カゴ
カゴ入れの準備をする船上
カゴ
漁場でカニカゴを仕掛ける

3月15日 早朝4:30 第32盛運丸にお邪魔して、毛ガニのカゴ入れに同行しました。
雄武漁港と元稲府漁港から合計10隻の船が漁場へ向かいます。
出港してから約20分で最初の漁場に到着しました。
四辻船長が、シーズンの安全と豊漁を祈念して、船やロープ、カゴに清めのお酒をかけて、準備完了。
各船、それぞれが6か所のポイントに合計約1500カゴを仕掛けて翌日の水揚げに期待します。

水揚げ
水揚げのために出港する毛ガニ船
水揚げ
水揚げされる毛ガニ
みずあげ
型の良いカニが次々と揚げられる
毛蟹
サシで甲羅の大きさを測る

3月16日 いよいよ水揚げです。
前日に仕掛けた毛ガニカゴを水揚げしに、4:30から漁場へ向かいます。
この日は、前日よりも波が高いようです。

10:00から続々と毛蟹船が帰港
市場では、大、中、小の大きさに分けられて重さを計測。
その後、待ち侘びていた業者トラックに積み込まれて運ばれて行きました。
初日の水揚げは約3.3トン
9日から始まったホタテ漁場造成に続き、今年の毛蟹漁が始まって、ますます浜が賑やかになりました。