”こんにちは”からはじめよう!〜日本語学習支援者養成講座〜

10月18日から11月1日までの毎週日曜日、道の駅おうむで、主催:北海道、企画・運営:北海道日本語センター(札幌)の日本語学習支援者養成講座が開催されました。

人口の約5%が加工場や酪農の技能実習生という雄武町ですが、外国人が交流できるサロンや日本語教室がないのが現状で、そんな地域に北海道からの委託で日本語学習をサポートする人材育成の目的で北海道7カ所で開催されています。

雄武町講座は町内だけではなく、興部、枝幸、紋別、と近隣の水産加工業や酪農関係者の皆さんが受講し「地域で暮らす日本語に不慣れな方は、どのように日本語を学んできたのか」「私たちが普通に使っている言葉はどのような規則や文法でできているか」「外国語を使わずにコミュニケーションを取る方法」などの講習を受け、実際に雄武町で働く技能実習生にも協力してもらって日本語で会話をするなど、3回にわたって【目からウロコ】の講座となりました。

第1回の様子

日本語の規則や文法について学びました。

第2回目の様子

グループに分かれ、身近にあるチラシを使って「この日本語はわかるかな」「おせち料理は他の国ではどんな料理になるのかな」「大売出しは伝わるの?」などコミュニケーションのきっかけになるものを話し合いました。

第3回の様子

実際に自分たちが日本語教室を開くならどんな教室にしたいか。
どのようなコミュニケーションをとることができるか。をグループで話し合います。

全3回の講座を受けて、実際に技能実習生と日本語で会話を楽しむ参加者のみなさん

雄武町の技能実習生の日本語能力は高いそうで、伝わらない言葉は少ないようでした。
どのグループからも笑い声があがって良い交流の場となったと思います。
実習生のみなさんからも「雄武町で交流会や教室があれば参加したい」という声がありました。

全3回の講座を受けて観光協会のホームページでも「雄武町」を”やさしい日本語”で発信できるのではないかとスタッフ間で盛り上がっています。こちらは少しづつ変えていくようにしていきたいですね。

全講座を終えて

タイミングが合わなかった、どんな内容かわらかず参加できなかった、という皆さん!
まだ未定ですが来年も雄武町で開催できたら良いねというお話も出ていました。もしも次回の開催が決まりましたら、こちらでもお知らせします。その時は是非ご参加ください。

皆さんも【やさしい日本語】でコミュニケーションしてみてくださいね。