秋の味覚《アキアジ》〜鮭定置網漁 解禁〜

オホーツク、雄武町、秋、といえば《アキアジ》
今年度の秋鮭漁が解禁になり、9月4日には陸地に1番近い《おか網》の漁場での初水揚げとなりました。
今年も東豊漁業のみなさんにお世話になり、昨年は漁港で待ち構えていた水揚げ風景を今年は夜明け前の出港から船に同行させてもらいました。

初日の漁場は、おか網だけだったので全員が乗り込み賑やかに出港。
サービス精神の旺盛な親方たちばかりなので、邪魔にならないように遠くから見守っていた私のカメラを片手に、素人では撮れない間近からの動画撮影もしてくれたのです!

鮭定置網漁は初日に《おか網》を入れ、その後、《中網》《沖網》と沖に向けて全ての網を入れるのが8日。
9日からは本格的な水揚げとなり、今年度の鮭漁の豊漁を願うところです。

そんな中、いつも浜情報でお世話になっている頼れる親方 第32盛運丸の四辻船長から「網が沖まで入ったら、別の船から撮影してみないかい?」となんとも贅沢なお誘いをいただき、二つ返事で「お天気が良いだろうから」と早速9日の早朝に四辻さんのマス船に乗り込んで、朝日に照らされて輝く東豊丸の漁場に向かいました。

全ての網が入り、9日には2隻で出港した東豊丸。
沖、中、おか、と3ヶ所を良いタイミングで四辻船長の船が周り撮影しやすい位置に船をつけてくれます。
毎回、船上から素晴らしい写真を提供してくださる四辻船長ならではの「普通ではなかなか真横から見学できないしょ」と解説付きでの贅沢な撮影会になりました。

2回にわたり撮影したものを船上からと別船からのものをそれぞれ動画編集いたしました。

9月4日 初水揚げ 東豊丸同行

9月9日 四辻船長撮影会

今季スタートしたばかりの秋鮭漁
幌内から沢木まで、雄武町で5経営体がそれぞれに網を入れ、オホーツク雄武町の秋の味覚の代表といえる秋鮭が最盛期を迎えます。
本格的シーズン初日の水揚げは町内全量で約36トン、尾数にして約11000尾
スタートとしては少ないようですが、今後、気温が低くなり、海水温の変化やシケなどで増える事を期待します。
11月まで続く、鮭定置網漁。
どうぞご安全に、大漁を祈願しています。

取材にご協力いただいた、東豊漁業様、盛運丸:四辻船長、ありがとうございました。