植樹から育樹へ〜みどりと親しむ町民のつどい〜

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9月26日午前、雄武町宮の森公園で育樹活動が行われました。オホーツク総合振興局西部森林室の指導で、雄武町が今までの「植樹」から「育樹」へと展開する新しい取組です。小学生から石井雄武町長まで総勢42名の参加、公認キャラクター「いくらすじ子」ちゃんも「木育」しませんか!の呼びかけに応えて参上し、思い出作りに一役買っていました。

人工林は成木になる50年間、間引きや、枝打ちが大切で、太陽光線が差し込むように定期的な手入れが欠かせません。植物の光合成は脱炭素機能そのもの、光と水と空気の二酸化炭素を原料に葉緑体の魔法で養分と酸素を産み出します。地球上の酸素はほとんどが光合成からつくられます。

落葉キノコや白マツタケも顔を覗かせていましたが、今回の枝打ちで、下草が十分に育つようになり、生気を取り戻すことでしょう。散髪を終えてハンサムになったアカエゾマツの林は息を吹き返したように、凛然としたたたずまいに変身しました。

コロナ対策も万全にして開催された今回の「育樹」活動、ご参加の皆さま大変お疲れさまでした。

日々の暮らしの身近なところから環境問題を考える良いきっかけになったかと思われます。

SDGs15「陸の豊かさも守ろう」では、森林が失われて、生態系と人間の生活環境に悪影響を及ぼしていると警告しています。ちなみにSDGs14は「海の豊かさを守ろう」です。

「森は海の恋人」といわれるように森の健康は海と地球の健康にも通じています。土踏まず?の生活になじんだ私にとっても、人としての自然とのかかわりに気づかされ、自らの健康をとりもどすよい機会になりました。