3月に入り、雄武町の前浜では海明けの準備が着々と進められ冬の間、陸に上架されていた船を港へ降ろす作業が行われました。
冬の間にペンキ塗り直しやメンテナンスをされたピカピカの船を見上げる光景は中々壮観です。
1日はあいにくのお天気で、気温も低く雪の降る中の作業でしたが、ホタテ漁船団の乗組員が一同に介して上架の足場を外したり、船台を取り付けたり、太いロープを引っ張ったりと震えながらも作業が進められていきました。
ホタテ船は本当でしたら7日土曜日に初出港し5月の本操業を前に漁場の整備が始まるところでしたが、船下ろしがすすむと同時に灯台の奥にどんどんと流氷が迫ってきており皆さん口を揃えて「7日の出港は無理だろう」との事でしたが予想は的中し4日夜からの低気圧で週末は再び流氷が押し寄せてしまいました。
この日は朝7時から順次7杯の船が港に降ろされました。
1杯の船が降りるのに船台の組み込みから進水まで約1時間ほどかかります。
その都度海に浮かんだ木材を拾う為に湾内で待つ人たちも大変そうです。
無事に降りた船が定位置に並び、これから始まる操業に備えます。
この日に続いて残りのホタテ船や蟹船など次々と港に降り、間もなく始まる漁の為に前浜は賑やかに準備がすすんでいます。
ホタテ漁船団のみなさま、寒い中お疲れ様でした。