一年を通して雄武町の子ども達に色々な経験をしてもらおうと活動している「子ども育成会主催:秋季めだか塾」が9月8日(日)に開催されました。
3日から秋鮭漁が始まり、8日当日の朝には沖網も入った事で本格的な漁が始まった雄武町ですが、めだか塾でも前日に獲れた鮭を使って、「鮭おにぎり」「鮭ムニエル」「鮭のお味噌汁」の3つのメニューを作りみんなで味わう事で海を学ぼうというイベントです。
今年は15名の小学生が集まりました。
引率のお母さんや育成会のお父さんも一緒に参加して3種類の料理を完成させます。
大きな鮭2匹を、子ども達がケガをしないように、事前に3枚におろしてくれたものをムニエル用に切り分けて行きます。
初めてお魚を触る子、お父さんが料理するのをいつも見ている子、食べるのは苦手だけれど挑戦したい子など
自分の手のひらよりも大きい魚をギュっと掴んで一生懸命に切っていきます。
小さな子は上級生に一緒に手を持ってもらったり、大人達に手を添えてもらって切り揃える事が出来ました。
フライパンでの調理も上手に焼き色が付いて調理室の中は香ばしい匂いが充満しています。
盛り付けも個性が溢れています。
小さな子も自分が作ったおむすびを自慢気に見せてくれました。
出来上がったお弁当を持って、食事の前に育成会の四辻さん恒例のお魚教室です。
今日、みんなで料理した鮭についてクイズを盛り込んで生態などを教えてもらいます。
鮭の卵は何個生まれるの?
鮭にはいくつ鼻の穴があるかな?
ヒレの名前は言えるかな?
など、クイズではみんな積極的に手をあげて自由に答えていました。
改めて聞くと初めて知る事もあって子どもと一緒に関心して聞いてしまいました。
10分ほどのお魚教室が終わってみんなで食事の時間です。
お母さんたちが担当してくれた鮭の味噌汁も出来上がって何度もおかわりしている子もいます。
自分たちで作った鮭料理を嬉しそうに頬ばっていました。
参加した子ども達は「楽しくて美味しかった!」
お母さんからは「普段出来ない事なので子ども達には良い経験だった」と感想を聞かせてくれました。
雄武町の子ども達ですので、中にはお父さんが漁師さんという子もいますが、自分の手で料理するのはまた感じ方が違ったようです。
雄武町子ども育成会めだか塾では毎年春と秋に子ども達に海の事を体験し学んでもらう企画を開催しています。
この活動を通じて海やお魚をもっと身近に感じてくれたら良いですね。
雄武町観光協会と雄武町子ども育成会では「海と日本プロジェクト」の推進パートナーシップ登録をしております。
海を未来へ引き継ぐためのアクションから・海を味わおう・海を学ぼうを今回の秋季めだか塾で子ども達に体験してもらいました。
今回の活動は「海と日本プロジェクト」のHPでもリンクされる予定ですのでどうぞご覧になってください。