海と太陽の恵みの昆布干し

7月13日から始まった昆布干し作業です。
夏の間に作業風景を見学させていただく事が出来ましたが中々こちらにアップできずにおりましたが約1ヶ月続いた昆布干しの作業を終えて浜では秋の稚貝養殖が始まっています。
昆布干しでは夏休み中の高校生たちを中心にどの家も頑張っていました。

早朝5時に出港する昆布漁の船。
沢木、雄武、幌内とそれぞれのポイントがあるようです。
大きく長いフォークのような道具で海中の昆布を巻きつけねじり上げます。
力が無いと無理な作業ですね。

今は、昆布を干す作業場も倉庫での台干しが主流になっているので、前日に採った昆布を早朝1番に干して、当日はゆっくりたっぷり採ってこられるようです。
この日も港で待っていると、次々と昆布を積んだ船が入ってきていました。

こちらの家では夏休みの高校生が中心で砂利干場に綺麗に敷き詰めていました。 なんと、バイトの人数は30人にもなるそうです! 最近では見ることの少なくなった光景ですがお天気が良ければ外に干す家もまだまだ多いようです。 やはり太陽を浴びた昆布は一味違うのでしょうね。

こちらでは、丸1日の様子を見学させて頂きました。
早朝3時頃から前日採取の昆布を台に干していきますがそれぞれの持ち場で手際よく作業が進められていきます。

まず荷台から昆布の根を揃えて水洗いをし、根を切り落とし長さを揃えて台に干します。
長さの足りないものや小さいものも全て商品になるのでこちらも干します。
台が全て埋まれば大きな扇風機を回して乾燥が始まります。
熱風が出るようになっているので、倉庫のドアが閉められると中は灼熱ですが夕方には乾燥が出来上がり、今度は回収をします。回収された昆布は切り揃える作業を待つ倉庫に運ばれます。

こちらでは昆布の水洗いを洗浄機を使っていました!
よごれもねじれも取れるようです。
バイトさんが昆布の長さを自分の身長と比べてくれました。
150センチ以上あるようです。

昆布干しは終了しても、まだまだ製品にする作業が残っています。

干した昆布を整型しながら、16種に選別して分けるそうです。
次回は昆布を製品用に切る様子を見せてくれるとの事なのでまたお伝え致します。

取材協力:沢木 舘山漁業部様、高橋漁業部様、雄武 高宮漁業部様、バイトのみなさん、ありがとうございました。