雄武の海岸線を走っていくと北浜や東浜、港町という漁師の方が多く住む地区がいくつかあります。雄武港や雄武漁協の建物があるのは北浜地区というところです。海沿いですからもちろんカモメが飛び交い、潮風が身体全体を包み込みます。水揚げのために船をつける雄武港ですから、そういうときには港全体が活気付き、競りも行われます。

「民宿北雄」はそんな北浜地区にある宿です。寡黙なご主人が営む宿です。言葉少ないですが、優しい方です。取材に行った折はちょうどその日の夕飯の準備をしている最中のようでしたが、調理場には毛がにがありました。あとはご想像にお任せしますが、泊まられる方は幸せな夕飯を召し上がることができるでしょう。

海の幸が御膳に並ぶことは想像に難くありませんが、いつもそうとは限りません。時化で船が出られないときもあります。なので心の中でおいしい海の幸が並びますようにとお願いしてくださいね