学ぼう、作ろう、道産牛肉《沢木小学校食育授業》

北海道産牛肉消費拡大強化実行委員会主催の北海道産牛肉食育事業が、11月24日に沢木小学校で行われました。
企画・実施は札幌にある《ブレナイ社》で観光協会もイベントなどでお世話になっている会社です。

平成26年から始まったこの事業は、道産牛生産者の町の小学生を対象に、各地で年4回開催されている授業で、沢木小学校では、地区の原牧場の牛肉を使用して、料理研究家の東海林明子先生が調理を教えてくれます。
本来なら、先生と高学年のみなさんが一緒に調理実習をする予定でしたが、残念ながらコロナの影響で先生のデモンストレーション見学になりました。
デモンストレーションがスムーズに進むように、給食時間にも間に合うようにと、朝早くから調理室では30人前のお昼ご飯の準備がすすめられていました。

調理の前には生産者の原さんが、畜産農家のお話をしてくれました。
お肉になる牛の種類や、牧場に牛が導入されてから、出荷されお肉になり、みんなの食卓に並ぶまでの説明をしてくれました。

いよいよ調理が始まり、先生が準備してくれたレシピを見ながら順番に作って見せてくれます。

野菜の切り方や、火の通し方を生徒たちと話しながら進んでいき、教室には美味しそうな匂いが広がっていき《牛肉のまぶしご飯》《北海道産牛汁》《ステーキ》の3品が出来上がりました。

この日の給食は、雄武町産牛肉づくし!お野菜も北海道産のものを選んで用意されています。
調理を担当した東海林先生は
「子どもたちは皆どこも同じで一番盛り上がるのは、ステーキ肉を焼くところ。ジューッ!という音がすると、みんな美味しそう!と反応してくれるのよ!調理実習がなくなってしまって残念だけれど、食べてもらえたことが一番安心しました」と無事に開催できたことに胸を撫で下ろした様子でした。
生産者の原さんは
「自分の肉を美味しく調理してもらえて、子どもたちがたくさん食べてくれてよかった。学校が了解してくれて、無事に開催できたのが何より。また機会があったら参加したい」と給食風景を見ながら目を細めていました。

生徒の皆さんもご自宅で、この日の給食を自慢した子も多かったようです。