楽しく学ぶオンライン日本語学習

北海道に住む技能実習生、特定技能生を対象にしたオンライン日本語教室が11月11日から始まりました。
JICA北海道の受託授業として(一社)北海道日本語センターが企画・実施するもので、初級、中級クラスにそれぞれ20名の予定で募集をしましたが、予想をはるかに上回り、初級60名、中級40名の応募となりました。
北海道日本語センターでは、教室内での会話パートナーや授業外で宿題のフォローをする日本人アシストも併せて募集しましたが、こんなに多くの人から応募があったのは初めてとの事で、急遽日本人アシストを追加して、応募者全員を受け入れました。

時間になり、続々とオンライン会場に入ってくる実習生の皆さん。雄武町からは11人が参加しています。
「センセイコンニチハー!」と参加者が一斉に話し始め、先生の声が聞こえないほど賑やかなスタートでした。
「わたしのなまえは◯◯です」「わたしのくには◯◯です」「しごとは◯◯です」「◯◯にすんでいます。どうぞよろしくおねがいします」
簡単な挨拶の文章でお話をしようと、少人数のグループに分かれて、日本人アシストが質問や進行をしながら参加者たちは会話を楽しみました。

オンライン授業を受ける雄武町の技能実習生たち

今年7月に来日した畠森水産のサゥ・ホァンさん
「もっと日本語を理解して、会社でコミュニケーションが取れるようになりたいと思っているからです。入社以来、忙しくてコミュニケーションをとる機会が少なく、文法や新語もあまり応用できず、すぐに忘れてしまうので、レッスンを通して日本人の先生と話したいと思っています」
と受講した理由を教えてくれました。

初級を担当した北海道日本語センターの阿部先生は
「お仕事が終わって疲れているだろうと思うのですが、みなさん、楽しみにしていてくれた気持ちが伝わってきました。みなさんのカメラ越しの笑顔と明るい声で、初回乗り越えた!という感じです。」と無事に初回講習が終わった事にホッとした様子でした。

北海道日本語センターでは、11月19日(土)紋別市でやさしい日本語講座を行います。
主催は紋別市で、外国語がわからいと諦めるのではなく、やさしくわかりやすい日本語でコミュニケーションすることを目的とした日本人向けの講座です。
2020年に雄武町でも北海道主催で開催され、たくさんの方が参加をしました。
この機会にぜひ、受けてみてはいかがですか?

紋別市 やさしい日本語講座

日時:11月19日(土)13:00
場所:もんべつ国際交流ステーションすまいる
企画・実施:一般社団法人北海道日本語センター
お問合せ:紋別市国際交流推進室(0158-28-6388)