海からのメッセージ〜流れ着くものたち〜【ビーチコーミングin雄武】

10月9日(日)雄武町図書館雄図ぴあが主催するビーチコーミングが開催されました。

紋別市から道立オホーツク流氷科学センター学芸員 桑原尚司さんを講師に迎えて、海流の種類や海ゴミのお話を聞いたあとに栄丘の浜に移動し約一時間の砂浜探索を楽しみました。

海ゴミは世界的にも大きな問題で、マイクロプラスチックや国別のゴミの量、海洋生物への影響などは、皆さん真剣に聞いていました。

ビーチコーミングは雨天決行の予定でしたが、この日は天気予報でも「今年最後の行楽日和」と言われ、3連休の中日は良いお天気に恵まれました。

砂浜には何本も波の跡があり、一番手前は今の潮位、一番奥は前回の満潮時の波の線で、場所によって打ち上げられているものが違います。
歩きながらシーグラスや石を集める人、ゴミ拾いをする人、と参加者の皆さん思い思いのビーチコーミングを楽しみました。

ビーチコーミングを楽しんだ後は、図書館に戻り、拾ったものを机に広げて成果を見せ合いました。

中でも先生が注目したのは、昭和時代と思われる飲料の瓶で、綺麗に残っていたので、長く砂に埋まっていて劣化が進まなかったのではないかと、紋別に持ち帰って資料展示することになりました。

その他、動物の骨や外国製のゴミがどこの国のものかを見分ける方法など、説明を聞きながら拾い集めたものを発表しあいました。
楽しいひとときでしたが、世界のゴミ問題などにも触れる事ができたイベントとなりました。

また、図書館では23日まで宗谷管内学芸職員連絡協議会の協力で漂着物パネル展示を開催していますので、お時間があればぜひご覧ください。