地域の特産品を知る〜雄武高校食育授業〜

雄武高校で2年生選択授業《フードデザイン》で地域の食材を使った食育授業が行われました。
この授業を通して、鮭のさばき方を学び、地域の特産物を知り、美味しく調理する事を目的とした授業です。

毛蟹漁を主軸として漁業を営むかたわら、指導漁業士や食育アドバイザーとして雄武町をはじめ、各地の学校でお魚授業をされている頼れる親方《四辻裕二》さんが講師となり、魚の捌き方から調理まで2時間の授業を行いました。

今月、漁が始まったばかりの鮭を四辻さんから提供してもらい、まずは1尾を四辻さんが説明をしながら捌いて見せてくれます。
その後、2班に分かれて交代しながら【エラを外す、お腹を割く、内臓を出す、洗う、3枚におろす、ハラスの骨を削ぐ、切り身にする】の手順で鮭の三枚おろしに挑戦しました。
中にはお母さんのお手伝いをした事がある生徒もいましたが、ほとんどが初捌き!
「うわぁ!切れない〜!」「骨の当たる音聞こえる?」それぞれが四苦八苦しながらも楽しんで挑戦しました。

頑張って捌いた鮭と、今年の春に四辻さんが漁獲した小さなホッケをムニエルにし、残りの切り身と鮭アラは石狩鍋に調理しました。
どの班も美味しそうに料理が完成し、試食前には、盛り付けにもこだわりながら撮影する様子も見られました。

完成した料理を食べながら四辻さんのお魚授業は続きます。
昨年、漁獲された鮭の量や、マスと鮭の違い、回帰についてなど鮭の習性のお話などを教えてもらいました。

授業を終えて
「雄武町ってたくさん鮭が獲れてるのを初めて知った」
「鮭にしか無いヒレがあると知った」
「実際に捌いた事がなかったので、とても良い経験になった」
「一人暮らしで魚をもらっても、捌けるように覚えておきたい」
と感想をもらいました。

楽しく学びながら、鮭の事を知るとても良い機会になったようです!