初めての海浜清掃に驚き!〜豊丘小学校総合学習〜

雄武町の北に位置する小さな豊丘小学校。張り出した岬の手前に建ち、潮風を受ける校舎は、歩いて数分の場所に元稲府漁港や、小さな磯がある地域です。
この度、5年生6年生の5名が、総合学習の授業で、地元の海のゴミ拾いをしました。

今年度の総合学習は環境問題に着目することになり「自分達の身近な環境問題はなんだろう?」と考えた結果「ゴミ問題が一番身近にある問題では?」と予想し、学校のすぐ近くにある海岸を見に行き、ゴミ拾いをすることになったそうです。
道路沿いのゴミ拾いは以前にもしていたので、ゴミがあることはわかっていましたが、海岸のゴミ拾いは予想以上で、ゴミの多さに驚きを隠せなかったようです。

生徒たちは自分たちの身近でも、ゴミ問題は深刻だということを身をもって感じたようです。
今まで、子どもたち自身「ポイ捨てはよくない事」と考えていなかった生徒もいたそうですが、自分達が育つ地域のゴミの量に驚き、その深刻さを身をもって体験したことで、たくさんの疑問がわき、ゴミがあることでどのような被害を受けるのか調べて知ることで、考え方にあきらかな変化があったそうです。

指導していた先生も一緒に、終わりの見えないゴミ拾いを一生懸命拾い続けました。
今回の総合学習で、ゴミ問題に取り組んだことで「どうにかしたい!」と強く感じた生徒たち。
まずは、地域の人たちに伝えたいという思いからチラシを作成しているそうです。
自分たちも、またゴミ拾いをしたいと言っているようで、「この総合学習で子どもたちの意識が大きく変わったと感じます」と担当の先生からお話を伺いました。

今年度で廃校が決定している豊丘小学校ですが、5年生、6年生は最後に大きな地域貢献ができたのではないでしょうか。