教室から牧場体験

昨年からコロナ禍で繰り返される緊急事態宣言の影響は雄武小学校でも同じです。

毎年、学年ごとに雄武町内のあちこちに出向き、校外学習をしていましたが、今年も中止せざるを得ない状況が続いている中、9月15日に雄武小学校5年生30名が、総合学習の授業で6月にスタートした酪農に特化したオンラインツアー【RAKUNOO】に参加しました。

RAKUNOOオンラインでは、通常約1時間の配信ですが、小学校の授業時間に合わせて45分に配信内容をまとめ、雄武小学校の小島教諭とRAKUNOO主催・オージャパン松本さんが事前に何度も打ち合わせをしたという特別配信内容となっていて、教室では牧場から提供された牛の餌を実際に触ってみるなど、ただ画面を視聴するだけでなく、生徒達とやりとりしながら進む画期的なオンライン授業でした。

オンライン配信が始まり、画面が牧場に切り替わると、牛のお姉さんクミさんと町内の酪農家栗山さんが笑顔で登場しました。
元気よく手を振り拍手をする教室からの声が画面の向こうにも届き、嬉しそうです。

搾乳方法の違いを事前収録した動画が流れ、次々と切り替わる画面に「すごい!」「見た事ある!」と生徒たちも釘付けです。
他にも「牛は赤い色に興奮する」「牛は1日に何リットルの牛乳を搾るか」などのクイズが出て、頭の上で大きく丸を作ったり、手で数字を出したりと自分たちが参加できる事にも喜びを感じていたようです。

事前に生徒たちからは「どうやって牛の妊娠を判断するの?」「ホルスタインの毛はどうして白黒なの?」「どんな病気があるの?」といったするどい質問もあり、酪農家の栗山さんが一つ一つ丁寧に答えてくれました。

 

授業中真剣に聞いた事をメモしていた生徒の皆さんに感想を聞くと
「楽しかった!」「農業に興味がわいた!」「動物が好きなので、酪農やってみたい」と元気よく答えてくれた事をRAKUNOOを企画、実践している松本さん(株式会社オージャパン、町内酪農業勤務)に伝えると
「未来の担い手候補になってくれると嬉しい。このオンラインツアーをやっている意味があります」と嬉しそうでした。

小学校側も、今後もこのような機会が増えると、校外学習制限を気にせず授業が出来るとオンラインツアーの今後に期待しているようでした。

RAKUNOOは日本全国どこからでも無料で参加できる酪農に特化したオンラインツアーで、生徒たちの質問の答えも参加すると聞く事ができますので、ご興味のある方はぜひ参加してみてください。