ホタテ漁シーズンイン!

3月海明けから行われていた漁場造成が終わり、6月からはいよいよ本操業がスタートしたホタテ漁。
本格シーズンが始まり、活気付く様子を見学してきました。
今年は、船員さんにカメラを取り付け、船上の選別している様子を撮影し、普段見る事の出来ない沖での作業がよくわかる、迫力ある動画が出来上がりました。

漁の大事な道具「八尺」

引き揚げ時の様子

あがって来たホタテ

これから選別

選別の合間に次の引き揚げに備える

素早い選別作業

ダンブルに集められるホタテ

漁場では10隻の船が並び、大きなカギとカゴ網の付いた八尺(はっしゃく)という道具を投入して、海底を引き、ホタテを漁獲します。
現在の漁場は水深約50メートルほどの深さがあるようで、一度に引き揚げられるホタテは1トンから2トン、場所によっては5トン近く入る場合もあるそうです。
引き揚げられたホタテは、船上で素早く選別作業をし、再び八尺を投入しホタテを引き揚げる。この作業を1日15トンを目標に15回近く繰り返します。
選別は「正貝(割れていないホタテ)」「割れ貝」「空貝(中身の入っていないホタテ)」その他のホヤ、ヒトデなどを一瞬で見分けて、正貝は船中央のダンブルに集められ「歩留まり(生産数量)」の良し悪しに大きく影響する特に重要な仕事です。

早朝4:00に出港した船が、1日15トンの漁獲量をクリアし(全体では150トン)、ダンブルに溢れたホタテを積んで船が帰港しました。
ホタテは各加工場に運ばれ、むき身や冷凍品に加工されます。
今年のホタテはエサ環境が良く、グリコーゲンの多い、良いホタテと聞いています。
ホタテ漁は11月末まで年間1万8千トンを目指して日々行われます。
迫力のある船上の様子はぜひ動画でお楽しみください!

ホタテ漁シーズンイン!

いくらすじ子がゆく〜おうむ町ホタテ漁シーズンイン!〜

撮影協力:和光丸