「タオのおうむ発見」初めて本格的なお正月の体験

私は2年間日本で生活していますが、今年は初めて日本風のお正月を体験できました。そのおかげで、ベトナムと違うところと似ているところが分かりました。

温泉で一年の疲れをほぐす

温泉に入ったことで、体を温め、疲れをほぐすだけではなく、お腹も減って、おせち料理をいっぱい食べることができました。夏に初めて温泉に入り、少しずつ慣れてきて、今では温泉が好きです。

冬が寒いベトナムの北部には似ている風習がありますが、温泉に入るのではなくて、コリアンダーのぬるま湯を浴びて、身体も精神も綺麗になると信じています。

お節料理

従来お節と聞いた時、豪華で海老は欠かせないと思ったのですが、海老だけではないと分かりました。北海道ならではの飯寿司も食べてみましたがまだ慣れていないので、残してしまいました。( ´ ▽ ` )

食事の時、お節料理のそれぞれの意味を教えてもらって、「なるほど!面白い!!!」と感じました。

お節料理
飯寿司
バインチュン(四角)・バインテト(丸筒)

ベトナムのお正月料理は日本のような豪華な様子とは少し違います。スーパーでもお正月料理は買えますが、多くの家庭では自分たちで何日も前から下ごしらえをして手間暇かけて作っています。
料理の意味もあり、例えば、「ゴーヤ」は昨年の苦しみ・困難がもう終わって、幸福な新年を迎えるということです。

 

 

家庭により献立は若干異なりますが、どれもお正月料理としては定番。また、伝統で不可欠な料理は日本のちまきと似ている「バインチュン/バインテト」と呼ばれるもので、北部(バインチュン)と南部(バインテト)で呼び名や形状が異なります。ーそ

除夜の太鼓と初詣

0時ごろに雄武のお寺を訪れ、そちらで新年を迎えました。

日本にはいつも除夜の鐘を108回撞いて新年を歓迎すると思っていましたが、「太鼓を叩くよ」と言われた時、除夜の太鼓もあると初めて知りました。その後、Youtubeで他地方の様子を見てみましたが、雄武の除夜の太鼓は少し違います。2つの大きな太鼓と共に参加者が団扇太鼓を配ってもらって、お経(実は「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」しか出来ませんでした)を唱えながら、ゆっくりしたテンポで太鼓を叩きました。途中で仏壇の前に祈り、最後に美味しい米の酒を飲ませてくれました。面白くていい体験でした。

その後神社も訪問して、祈ってから、おみくじを引きました。自分に当たったと思いますが、皆さんはどうでしたか?

ベトナムは毎年0時に花火大会を見ながら新年を迎えたり、初詣に行ったりする人が多いです。

お正月には日ごろ寺院に足を運ばない若者や無宗教の人も含めて、多くの人たちが寺院に参拝に向かいます。日本のように人気の寺院には大勢の仏教徒が集まりますし、バスで何時間もかけて有名な寺院に行く人も少なくないのです。初詣という概念は日本もベトナムも共通しているようです。

今年は一時帰国する予定でしたが、コロナ禍で帰られなくなりました。しかし、それのおかげで素敵な日本のお正月を体験できて、日本と地方の文化も更に理解し、良かったと思います。でも、お正月に食べすぎて、3キロ弱太ってしまって、2月の中旬はベトナムのお正月であり、また我慢できず色々食べて、目指している体重まではまだまだ遠いなぁと思います。(TT_____TT)