ピヤシリ湿原バスツアー 下見登山

9月27日(日)に予定していましたオホーツク総合振興局西部森林室主催の「ピヤシリ湿原バスツアー」は雨天のため中止となりましたが、9月24日(木)に西部森林室の2名と登山家の土栄(どえい)さん、雄武町観光協会2名により下見登山をおこなっていました。


created by dji camera

ピヤシリ湿原は標高924.6mで広さは5.2haあり、アカエゾマツの林床に生える、モウセンゴケ・ワタスゲ・ヒメシャクナゲなどの高山植物の群落があります。雄武町から道道49号線と道道60号線で下川方面へ向かいます。町境に丁度、神門の滝に向かう林道入り口があります。林道からは砂利道となり1時間くらいで神門の滝の案内板、それから10分くらいでピヤシリ湿原の登山道入り口に到着します。

登山道の入り口から10時頃に出発!湿原まで約2.5kmの行程です。麓(ふもと)まではなだらかな下り坂、会話をしながら軽快に進みます。しかし、麓からは会話をしている余裕はありませんでした。私はストックを使って、滑らないように登ります。足場の悪い坂道は、しっかり踏ん張らないと滑って転びそうです。対照的に登山家の土栄さんと西部森林室の若者2名はストック無しでスイスイ登っています。休憩を取りながら目的地を目指します。8合目あたりでは、フクロウが山道の真ん中で休憩中。私たちに気づき、すぐに大きな羽を広げ、旋回しながら森へ帰っていきました。残念ながらカメラで撮ることはできませんでした。

もうこのあたりは山頂のようで、登り坂はなくなり平らな一本道です。しばらく進むと根幹がアーチのように曲がっている木が神々しいオーラを放っています。それはピヤシリ湿原の鳥居のように見えました。一礼して鳥居をくぐり数メートルで湿原が見えてきました。2時間かけてやっと到着です。

この時期の湿原の草は、夏の青々としたイメージではなく、既に茶色になっていて、秋の終盤を感じました。昼食後、ドローンで湿原全体を撮影、カメラで高山植物や池塘(ちとう 池のこと)などの撮影をしていましたが、風が吹いてきたので下山することにしました。登り坂も大変でしたが、下り坂は前日の雨のせいで足場が滑るため、登りの時よりも踏ん張る力が必要です。その力もそろそろ限界、体力が無くなり何度か滑って転びましたが、ペースダウンしてなんとか下山。

ピヤシリ湿原バスツアーは今年と前回の2回連続中止となっていますので、楽しみにしている方もたくさんいるので、次回は開催できると良いですね。


ピヤシリ湿原00IMG_1328


ピヤシリ湿原00IMG_1433のコピー


ピヤシリ湿原Image05


OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2020年9月24日の動画

2016年7月31日の動画