「タオのおうむ発見」オホーツクミュジーアムえさし

6月に私はオホーツクミュジーアムえさしを訪れるチャンスがあり、館内も見学させていただき、生き物の生態や歴史について色々と勉強になりました。

展示エリアは2階まであり、歴史、自然、オホーツクの文化や当時の暮らしぶりなどを観ながら、案内して頂きました。

1階に自然系展示室と埋蔵文化財展示室があります。前者には沢山の剥製や骨格標本が展示され、最初に目を引きつけたのは天井に吊るされている7mを超える巨大なシャチ骨格標本です。その下に絶滅ほ乳類デスモスチルスの化石の標本、枝幸町で発掘されたもので、日本ではこちらでしか観ることができません。そして、想像イメージに準じて各部位から組み立てられて完成された姿も展示されています。骨格標本を作った経緯など、なかなか興味深いです。
こちらのフロアーは太古の生き物たちだけでなく、現在の海の生き物から森の生き物まで展示されていて、詳しく説明して頂きました。そのおがけでカラスには2種類あり、ハシブトガラスの声は「カーカー」、ハシボソガラスは「ガーガー」、鳴き声で区別できると分りました。雄武町のカラスはどちらだろうか。。。?
隣に映像展示室もありますが、残念ながら、コロナウルスの感染防止のため、まだ閉室となっています。

さらに奥に入ると埋蔵文化財展示室です。このエリアに向かう途中の道路では床がガラス張りになって、中に海底地形の模型があり、オホーツクの流氷の製造について説明して頂きました。その奥には古代文化、オホーツ人の暮らし、アイヌ文化の世界などを展示しています。私にとって一番印象が強かったのはオホーツク人の墓です。亡くなった人を埋める時、頭のところにポットをかぶせたことです。この風俗の意味は今までまだ不明なので、ポットは墓標、そして霊のお家(うち)と私は自分勝手に思いました。皆さんはどのように思いますか?

2階には漁村の生活や町の歴史などの資料を展示してあるエリアで、多くの面白い話を聞かせて頂きました。その中で特に好きなのは「昭和の町かど」です。学生のころ見た日本のアニメによく出ているイメージ・雰囲気とそっくりなので、懐かしいと思いました。

オホーツクミュジーアムえさしは雄武から国道238号を北上して、約1時間のドライブです。観る価値もあり、入場も無料なので、皆さんも是非一度訪ねてみてくださいね。