豊漁を願って

ほんの少しの風で流氷が岸から沖へ、沖から岸へと行ったり来たりする中
雄武町に4つある漁港では海明けの準備が着々と進められ、沢木地区、雄武魚田地区、幌内地区の龍神講大漁祈願祭やホタテ部会、毛ガニ部会などの大漁祈願祭も今年の豊漁を願い執り行われました。

雄武漁協による大漁祈願祭

雄武魚田地区龍神講祈願祭

毛ガニ部会大漁祈願祭

龍神講(りゅうじんこう)は海の守護神として、漁業・海運関係者の厚い信仰が寄せられている龍神様を祀り4地区3団体に分かれて祈願されるもので毎年春には《海上安全》《身体健全》《大漁祈願》《操業安全》を祈り 操業が終わる12月には再び「魚霊祭」も行われるそうです。 雄武町での講の成り立ちは大正5年に東陽寺に龍宮殿を建立したと資料に書かれていましたので現役の漁業関係者の先代、先々代の時代にさかのぼるのではないでしょうか。 それぞれの大漁祈願を終えて、あとは流氷が去るのを待つばかり。 この時期の流氷はほんの少しの風であっという間に岸まで迫り、予定していたホタテ漁も延期になって数日が経ちました。 漁港内は出漁を待つ船が出番を待っています。