記録的な積雪量の少なさで各地の冬のイベントの中止や縮小が話題になっている中、興部町観光協会様が「興部の浜でもジュエリーアイスが見られる」と話題になったのが約十日前の出来事で、間近で見られる冬の不思議な現象を見学しに何度か興部町の浜へ足を運びました。
一度目は曇り空で朝日に輝くジュエリーアイスというわけにはいかず、その後、雪が降ってシュガーアイスのようになっていましたがこの大量の氷がわかりますでしょうか。
そして晴れ予報を信じて18日土曜日
暗い内からマイナス13℃の喜楽の浜にて日の出を待っていると、空にまっすぐ伸びる光の柱も見えました。
河口近くの砂浜と思い沢木から幌内まで歩きましたが雄武町は護岸工事がすすんでいる事と河口付近に砂が堆積して大きく蛇行している為に条件的に大変難しいのだと浜辺を歩いてわかりました。
が!わずかながら雄武町のジュエリーアイスを確認する事ができました。
興部ほどの数はうちあがっておりませんが、興部を中心に道東各地で話題になっているジュエリーアイスは今年のこの気候だから現れた現象と言えるようです。
毎年必ず見られるものではなく、《川の水が凍った所に連日のプラス気温で氷が緩み海に流れ出して波にもまれて砂浜に打ち上がった》と予想され、例年ですとこのあたりの川が凍る頃にはそのまま厳しい氷点下が続くので溶けて流れ出る事が稀である事と、例年にない雪不足の為に砂浜に入る事ができたので見る事ができた風景だったと言えます。
オホーツク沿いで観察できるのは今年限りの貴重な風景かもしれません。
車を停める場所がない事と冬の海沿いを長く歩くため、あえて場所は明言いたしませんのでご了承くださいませ。
また、今回の取材のためにご写真や情報の提供、駐車スペースのご了承など、ご協力頂いた皆様にも改めて感謝いたします。