春の稚貝養殖も順調にすすみ間も無く終了の予定です。
昨年の9月に連段籠に入れておいた1センチ程のホタテの赤ちゃんが3センチ~5センチ程に成長し狭くなったカゴから出して、沖に放流する作業です。
午前3時、おうむ漁港の前浜で行われている作業の様子を見せてもらいに行ってきました。
まだ陽の昇る前の薄暗い浜ですが、煌々と作業灯が点り入港を待つ「でめんさん(作業を手伝ってくれるバイトさん達)」で賑やかです。
次々と稚貝のカゴを積んで船が入って来ます。
各作業場では、クレーンでカゴが降ろされ、ほろいの台に運ばれます。
昔はこの作業を皆んなで手作業で行っていましたので、今はとても画期的になったのだと取材をしながら驚嘆してしまいました。
ムダのない流れ作業でどんどんと計量の済んだホタテが積み上げられていき、再び船に積み込み、沖で放流されるのです。
オホーツク海でも雄武海域のホタテはトップランクの美味しさと言われているのは、こうした「地撒き」の数年後に十分な大きさと栄養を蓄えて漁獲されるまで、雄大なオホーツク海でのびのびと育ってくれるからですね。
雄武の美味しいホタテはこの稚貝養殖に大きく支えられている事は間違いありません。
いつもありがとうございます。