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ピヤシリ山(標高987m)から北側に6kmほどの台地に日本最北の高層湿原「ピヤシリ湿原」(標高983m)があります。アカエゾマツの林床に生える、モウセンゴケ、ワタスゲ、ヒメシャクナゲなどからなる高山植物群落は、美しい花々の絨毯のようです。
しかし、北見山地の奥地にあるため秘境めいた場所。さらにそこはヒグマの生息地になっていますので、入山する場合は注意が必要です。また、夏はスズメバチにも注意が必要です。

下にピヤシリ湿原までの行き方を書きましたが、平成28年7月25日西部森林室、興部役場の方々とピヤシリ湿原まで行ってきました。道道60号(下川雄武線)から林道に入り、登山道入り口まで行き、そこから徒歩で湿原までは2.5kmの行程です。登山道とはいえ整備はほとんどされていません。背の高い笹に行く手を遮られますし、足場の悪いところが途中数か所あります。もちろん携帯電話は通じない場所ですし、ヒグマの生息地です。一人で行かれるのは避けた方がいいと思われます。

行き方
  1. 雄武から雄武美深線(道道49号線)に入る。
  2. 山を越え、下ったところで下川雄武線(道道60号線)にぶつかるので、そこを左折する。
  3. 下川雄武線を進むと幌内越峠(ほろないこしとおげ)の途中右側に「神門の滝入口」という標識があるのでそこから林道に入っていく。
  4. 林道を進むと途中で神門の滝方面とピヤシリ湿原方面の分岐があ流ので、ピアシリ湿原方面へ。あまり整備されていない林道ですので普通乗用車では車の腹を擦ったりする可能性があるので注意してください。
  5. しばらく道を進むと「ピアシリ湿原入り口」という立て看板がある場所に出ます。車で行けるのはそこまで。そこから登山道の入り口で約1時間ほど坂を登っていきます。

管理しているのはオホーツク総合振興局西部森林室(興部にあります)入山許可は特に必要ありませんが、上記神門の滝入口のところに入林届けのポストがありますので、そこに備えられている用紙に必要事項を書き、投函してください。

興部西部森林室:興部町字興部708  Tel:0158-82-2158 / Fax:0158-82-2160