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流氷がもたらすオホーツク海の恵み

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流氷雄武はコバルトブルーのオホーツク海海岸線が35kmにわたって続く海沿いの町です。古くから漁業がひじょうに盛んな町です。一説によると江戸時代末期にはすでに魚をとるための番屋があったと伝えられています。

オホーツク海沿岸の漁場の中でも雄武沿岸は屈指の漁場と言われています。その理由は様々ですが、1月下旬から2月にやってくる流氷がもたらしてくれる恩恵は大きいと考えられています。

さて、ここから少し科学的なお話。

流氷ができるメカニズム

流氷のメカニズムは最近まであまり知られていませんでした。しかし、近年の研究によって少しずつそれが解明されつつあります。

流氷は海水が氷結した「海氷」が流れ漂ってオホーツク海沿岸までたどり着くものをさします。もともとはロシアのアムール川という大河から大量の雪解け水が海に流れ出すところから始まります。

大量の淡水が海に流れ出すと塩分の薄い層(深さ50mくらい)とその下に塩分の濃い重い層ができます。この二つの層はほとんど混じり合うことがありません。

寒い時期ですのでシベリアからの冷たい冷たい北西の季節風が海に向かって吹き、表層の部分(塩分の薄い部分)には対流が起こります。しかし、この対流は下の部分にある層によってブロックされ、それより下には対流は届かないのです。

この「塩分の薄い部分」の真水が凍って「海氷」になり、漂い始めて「流氷」になるのです。

ブライン

海水が凍るときは、海水中の真水の部分だけが凍るわけですから、塩水は外に出されてしまいます。しかし、残る塩水もあるんですね。それが濃縮されて流氷の中に閉じ込められてしまいます。形は細長い管状の形をしています。これをブライン(濃縮塩細胞)といいます。

アイス・アルジー

流氷をよく観察すると下の部分が茶色くなっていることがあります。これは汚れではなく、実は植物なんです。流氷の中に植物プランクトンの一種である小さな藻類が住み着いているわけですね。これを「アイス・アルジー」と言います。
植物ということは「光合成」をします。寒い海ですけど、太陽光線が届く限り光合成をする。栄養分は海水の中から取り込んだりブラインから取り込むわけです。

ミネラル豊かな海

流氷の底にはアイス・アルジーという植物=エサがある。あとはわかりますね?流氷の下に住む小さな魚たちや海底にいるウニやカニなどもこれをエサにしています。

アイス・アルジーは流氷の解ける春に爆発的に増え、海に生きる生物の食物の基礎となっていきます。このようにして流氷はオホーツク海をミネラル豊富な海にし、日本、いや、世界屈指の漁場になっているのです。

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