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洒落たパッケージー神門のダッタンそば(乾麺)

ダッタンそば?聞きなれないそばかもしれません。漢字で書くと「韃靼蕎麦」と書きます。ダッタンの由来はモンゴルの遊牧民の一つタタール人だと言われています。そしてこのタタール人が好んで食べているそばだったそうです。

ダッタンそばはルチンの含有量が非常に多いことで知られています。その量はふつうのそばの80〜100倍!ルチンはポリフェノールの一種で抗酸化作用が高い物質です。赤ワインと同じように毛細血管強化作用が働き、血行が目ざましく改善されると言われています。また血圧降下作用や血糖値上昇抑制作用があるとも言われています。ダッタンそばは「そば」として食べる他に、お茶にして飲むこともできます。

ダッタンそばは普通のそばと同属ですが、寒冷地の畑作に向いていない土地でも比較的よく育つという特徴があります。これに目をつけたのが北海道の生産者さんたちです。平成23年度において全国のダッタンそばの作付け面積は325ha、そのうち250ha以上(約77%)を北海道が占めているという報告があります。中でも雄武は全国でのNo.1のダッタンそばの作付け面積を誇っています。

また、雄武町と興部の小林食品様は、農林水産省による「第13回 産学官連携功労者表彰~つなげるイノベーション大賞~」(平成27年度)における農林水産大臣賞として、「ダッタンソバ「満天きらり」を用いた耕作放棄地解消と6次産業化事例」の受賞しました。満天きらりは2013年に育成に成功したダッタンそばの新しい品種で、従来のものよりも苦味が弱く良食味、ルチンの含有量が豊富です。

現在雄武町では次のようなダッタンそばを使った食品を扱っております。

  • ダッタンそば(生麺タイプ)
  • ダッタンそば(乾麺タイプ)
  • ダッタンそば(干しそばタイプ)
  • ダッタンそば茶(2種類)満天きらりを使用したものと北海T8号を使用したもの
  • ダッタンそば焼酎(2種類)満天きらりと使用したものと北海T8号を使用したもの

 

株式会社神門

雄武町でダッタンそばを生産している農業生産法人「神門」です。近年増加している耕作放棄地を活用し、韃靼そばの新品種「満天きらり」を地域振興作物として定着させ、韃靼そばの作付面積が日本一の生産拠点となっております。この事が評価され、平成28年5月には「第8回耕作放棄発生防止・解消活動表彰」において農林水産大臣賞を受賞しております。

株式会社神門のHP https://www.jinmon.jp/