piyashiri去る7月31日(日)に北海道オホーツク北海道オホーツク総合振興局西部森林室主催のピヤシリ湿原ツアーが開催されました。朝から晴天に恵まれ、30数名の参加者の方々と雄武町観光協会の髙田次長と地域おこし協力隊佐藤も参加しました。

実を言うと開催日よりも前の7月25日に髙田と佐藤は下見に行っています。西部森林室や興部町役場の方々、名寄市北国博物館の学芸員の方2名の計7名で登山をしたのですが、同じ週に2回も登れるとは思ってもみませんでした。登山口まで行くにも林道を30分ほど走る北見山地の奥の奥の方です。滅多に行ける場所ではありません。

登山道も整備されているとは言いがたく行く手を背丈よりはるかに高い笹に阻まれなかなか大変な下見でしたが、それでも到着したピヤシリ湿原はパラダイスでした。

以下にピヤシリ湿原について西部森林室の担当の方がまとめた資料がありますので記載しておきます。

  • 湿原名=ピヤシリ湿原・・・湿原から南に4kmのところにピヤシリ山(標高986.5m)がある。北方約3.5kmには美深町の松山湿原がある。
  • 語源・・・pie-sir ピイェ-シリ=石(あるいは小石)、pi-an-sir ピ-アン-シリ=岩のある山、piya-sir ピヤ-シリ=岩丘、野山
  • 面積・・・湿原の周辺は880m、面積は約3.8ha(=38000㎡)を有し、溶岩台地を含めると約9.5ha(=95000㎡)になる。
  • 標高・・・920〜930m付近の台地状平坦部にある。
  • 湿原タイプ・・・本道最北(つまり日本最北)の高層湿原(高位泥炭地)
  • 地形と地質・・・ピヤシリ湿原を含む地域一帯は中部北見山地に属する。ピヤシリ山の北側の山稜部には標高800〜1000mに比較的なだらかな溶岩台地状の平坦部が広がり、周氷河地形との関連も考えられる。周辺部は急峻な崖となり、南西部には幅1km以上に達する崩落様の地形が認められる。地位質的にはシソ輝石普通輝石安山岩質溶岩を主とする火山噴出物が方範囲に分布している。湿原東部の登山口周辺は古期火山の「上幌内溶岩」、湿原周辺は新期火山噴出物の「沼岳溶岩」、ピヤシリ山周辺は「ピヤシリ山溶岩」と分類されている。これらは新第三紀中親世の噴出と考えられている。

かなり学術的な表記が多く、「?」な部分も多いのですが、相当昔に作り上げられた場所であり、地震など火山活動とは縁遠い雄武町でも太古の昔はそういうものがあったという驚きです。

ピヤシリ湿原には沼が3つあり、そこには岩手県、長野県の高山で確認され、絶滅危惧種に指定されているホソバウキミクリという水草がたくさん生息していました。空も近く感じられ、オホーツク地方の短い夏を満喫できるなかなか濃い体験ができたと思っています。

来年度以降もピヤシリ湿原ツアーを実施したいと考えていますので、興味のある方は是非来年以降ご参加ください。

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