町民大学第四講「雄武について語るときに僕の語ること」

20170739

11月25日(金)の町民大学に、当協会の佐藤隊員が登壇。当日は50人近くの町民が訪れる大盛況。講話タイトルは『雄武について語るときに僕の語ること~遠くから眺めた古里~』。タイトルを見て「ムム?」と感じられた方もいるかと思いますが、村上春樹さんの作品タイトルをオマージュした粋なネーミング。

雄武出身である佐藤隊員は、なかなかの異色な経歴の持ち主。某有名劇団勤めや海外でバックパッカー生活を過ごしたり、進学塾講師をやったりと。幅広い経験や知識から講話では、面白いお話が次々に飛び出します。

この“観光協会日記”を読んでいる方は、すでにご存知?かと思いますが、佐藤隊員が協会で着手したスタッフジャンパーやホームページ製作などのお話にも触れました。モノ作りをゼロから始めるのは二の足を踏む作業が満載。塾講師時代の生徒さんたちの力などを借りて想像の一歩先を行くナイスなモノを作り上げる過程には、人との繋がりが何よりも武器に。

この講話での注目されたセンテンスは雄武町の『格差』。マイナスイメージの強い言葉ですが、ある意味では利点を作るためのポジティブな言葉に感じられるのではないでしょうか?

元塾講師の目線で見た子ども達の“学力格差”。学力といっても私達が普段使っている数字を競うだけの“学力”だけではなく、“知的好奇心”をどのようにくすぐり考える力を付けさせるか。 参加者には小学3年生の算数の問題が出題され大人達が四苦八苦。解けるとスッキリするもので、次の問題を出して欲しくなる。これって“知的好奇心”? その他にも“学びの目標づくり”や新図書館への期待など、学生さんを持つ親御さんには現実的な向き合う問題などにも触れました。 そこには未来への投資の方法が隠されているのかもしれません。

協会でお仕事をしている目線での“地域の差”。

美味しい食材・素晴らしい景観がある・・・。だけど何か足りない雄武町。
何も無いからこその独自性を出しての先手必勝!
まだまだチャンスはある!間違いなく地方の時代は必ず来る!

さてさて・・・、佐藤隊員が見た雄武町の最良の観光スポットって???

参加者からは、「雄武の未来が明るくなったような気がする」、「雄武の良さを客観的に知れた」、「楽しい時間を過ごせた」などの感想があり、素晴らしい町民大学第四講になったと思います。

『雄武には何もない』よく聞く言葉ですが、実はそれってとても前向きな言葉なのでは?

この先の雄武を作るのは、間違いなく私達なのです。

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